ビルメン雑記7 〜資格って必要?編〜
インターネット上で、精神的・肉体的に楽な職業として語られているビルメンテナンスという職業ですが、
「ビルメン4点セット」など、色々とビルメンに関する資格があります。
各資格についての説明はいずれするとして、
まずはビルメンテナンスで仕事をする上で、そもそも資格が必要かどうかを説明したいと思います。できることなら勉強などしたくありませんもんね。
結論、ずっと気楽に言われたことをするだけのスタンスを取るのならば重要ではありません。
50代のビルメン歴十何年の人で、資格は運転免許と他簡単に取れる資格2つくらいしか持っていない人など一定数います。
かたや、20代で、「ビルメン4点セット」だけでなく「ビルメン三種の神器」と言われる難関資格も取っている人も多くいます。
かくいう私も、20代ですがビルメン4点セットのうちの3つと、ビルメン三種の神器のうちの一つの資格を持っています。(どれも比較的取りやすいものばかりですが)
では、私が資格を取る一番の目的は何か?
それは、圧倒的に転職に有利だからです。
知識を増やして仕事に活かすことや、資格手当が出る事などもその一助であることは確かですが、取る一番の理由は転職時の有利さです。
なぜ転職に有利なことがそれほど良いのか?それは【ビルメンテナンスの仕事は、現場によって良い環境か悪い環境かが決まってしまう】からです。いつでも逃げられる体制を取っておくことが非常に重要です。
よってビルメンとして長く働くのであれば、絶対に必要と考えます。
未経験の場合は別ですが
転職の時に資格持っていたって、履歴書に書いてあるのを多少見られるだけでしょ?と思うかもしれませんが、資格を持っていることによる「バックボーン」が面接の時に非常に重要になるんです。
ビルメンの転職面接で、一番の壁となるのは誰との面接か、それはビルメンの仕事を知っている設備管理部門のお偉いさん方や、どこかのビルメン会社の所属長などです。
面接にきた人が使えるのか、判断する段階ですね。
会社によって程度はあるかと思いますが、人事部門の選考段階では、履歴書くらいしか判断材料が持てないので、経験ありか!選考を通しましょう。となるかもしれませんが、
ビルメンの仕事を知っている面接官の段階では、実務的な質問に答えられないと、もちろん落ちます。
資格を持っていない人は、だいたい小難しい質問には答えられないんですね。
それは、資格を持っていないことによって、現場で働く時に難しい仕事に割り当てられないからです。できないからって他の人がやってしまう状況が慢性的に発生してしまうんですね。
例えばコンセントが黒焦げになったので交換する場合ですが、
電気工事士の資格を持っていない場合、本来交換してはいけません。(持っていなくても交換させるところもあるかとは思いますが・・・)
よって、資格を持っている人に交換させるか、資格を持っている人と一緒について行って交換する形になります。
バックボーンとなる知識が無い人ですから、感電のリスクになってしまいます。
このような、ビルメンの各ジャンルの資格の知識を持っていることによる仕事の任されかたが違ってきてしまう現象が生じます。
結果的に、面接の時に答えられる話の引き出しが少なくなってしまうんですよね。
もちろん、資格を持っていなくても現場叩き上げのスキルを持っているベテランはたくさんいますが、
これからビルメンとして生きていく若者には、資格は転職時の引出しの切り札として持っておくことをお勧めします。
今後、それぞれの資格についての記事も書いていきたいと思いますので、
更新をお楽しみにお待ちください。