ひよっこビルメン忘備録

しがないビルメンテナンス員として働いている20代の忘備録です。ビルメンを楽な仕事だと期待して入ったら大間違い。内情を洗いざらい記事にしていきます。

ビルメン雑記9〜ビルメンは精神的に楽か?〜

インターネット上で、精神的・肉体的に楽な職業として語られているビルメンテナンスという職業ですが、

 

今回は、

「ビルメンは精神的に楽か」

について書きたいと思います。

 

会社員の場合、様々な職種がありますが、

精神的にキツイな、仕事辞めたいなと思う経験がそれぞれの職種ならではの理由であると思います。

 

例えば営業や小売

この2つでやはりキツイのは売り上げ・ノルマだと思います。

毎月、毎期末毎にこの売り上げ目標、ノルマを詰められることは相当な精神的苦痛であると思います。

ビルメンでは、基本的にこの様なノルマはありませんから、この面では恵まれている職業であると言えます。

もちろん売り上げを上げるために、臨時での作業や、機器の更新などをオーナー側に提案する事などを求められることはありますが、そこまでキツく言われることは無いような気がします。

 

次に内勤の仕事を考えると、精神的に辛い場面は上司や同僚、部下などとの人間関係、自分のレベルと作業内容のミスマッチ等になるかと思います。

ビルメンではどうかというと、まさにこの精神的な辛さはあります。

上の立場の人間として、上司だけではなく、オーナーがある場合、基本頭が上がらないので、理不尽なことでも飲まざるを得ないことが多々あります。これは他職業と同じですね。

さらに、人間性が良くない人が多々いるのがこの業界の特徴ではあるので、

上司やオーナーの人間性に恵まれる事は本当に少なく、気楽に〜とはなかなか行きません。

もちろんコミュ障の方はここに悩まされると思います。下手なことを一言でも言うと叱責されるのが当たりまえな世界です。

一人でのんびり、とはなかなかいきませんね。

 

そして自分のレベルと作業内容のミスマッチが起こりやすいのもビルメンの職業の特徴です。

未経験でビルメンになったとしても、あくまでプロとしてその現場に派遣されるので、設備のことを知っていて当たり前、という扱いです。

優しく人を育ててくれる所に偶然当たれば良いですが、

そうでないと未経験の人は使えないレッテルを貼られ、スキルも何も上がらない雑用のみを押し付けられ、その状態で何年も勤めることになります。

その結果どうなるか、何もできない中堅社員やベテランが出来上がります。

入ってみると分かりますが、こういう人一定の割合でいるんですね。

さらに出来る人と認定され、スキルアップ出来るような仕事が回ってきても、

その仕事のやり方分かってるよね?という前提で進むこともあります。

分からないことを分からないまま進める精神的苦痛もなかなかなものです。

もちろん本当に分からなければ業者に聞けば良いのですが、そこがお金を出すオーナー側の一存になるところがまた、ビルメンの辛い所です。