ひよっこビルメン忘備録

しがないビルメンテナンス員として働いている20代の忘備録です。ビルメンを楽な仕事だと期待して入ったら大間違い。内情を洗いざらい記事にしていきます。

ビルメンの仕事例1〜未経験でもやらされる!?危険な電気作業 照明器具 安定器交換〜

今回は、ビルメンの仕事の一例を紹介したいと思います。

 

紹介する作業内容ですが、

「照明器具 安定器」交換という作業です。

以前、ビルメンの仕事の中には電気を扱う作業があり、感電の危険も伴うという話をしたんですが、

周囲のビルメンの方で、作業中に感電したことがある作業はこれ、という意見が多かったのが安定器の交換です。

 

 安定器とは、照明を点灯させるために必要なもので、

これが壊れると、照明が点灯しない、チラつく

などの症状が起きます。

 

 インターネットでビルメンの1日のスケジュールを紹介されている記事などを見ると、

よく蛍光灯の交換などが仕事の項目に入ってくると思いますが、

蛍光灯を交換しても点灯しない、チラつくことは、古いビルには結構あります。

なので、ただ簡単な球替えばっかりしてればいい、ってことにはならないんですよね。

 

未経験の人にも、この安定器交換くらいならやらせちゃう現場も多いです・・・

 (本来は配線作業は電気工事の資格がないとやってはいけませんよ!)

なので、これからビルメンになろうと考えている方は、こんなこともやるのか 

という予習の意味でも最後までご覧ください。

 

 

今回は、このようなダウンライトについている安定器の紹介をします。

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蛍光灯がチラついている不気味な光景を見ることはみなさんきっとありますよね?

蛍光灯だけでなく、このようなダウンライトも、安定器が悪くなるとチラついたりします。

 

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球を外して、球が取り付いているソケット器具を下ろすと、このように配線された部分が出て来ます。

 

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そして、さらに配線を下ろしてくると、

安定器が出て来ます。

安定器の上の部分に、これぞ電気のケーブルってのが見えると思いますが、

安定器の交換をする場合は、このケーブルを外し、新しい安定器に差し替えます。

 

このケーブルですが、黒や赤い色をしています。

この部分は触っても大丈夫なんですが、

ケーブルを抜くと、金属の部分が出て来て、そこには電気が流れているのが普通なので、

もちろん触ると感電します。(普通はブレーカー落として作業しますけどね)

もしこれから初めて安定器交換の作業を行う立場になる方は、くれぐれもご注意ください。

 

 

安定器はもちろん天井にあるのがほとんどで、

脚立に乗って作業することになります。

天井の高さによっては、数メートル床から離れた作業になるので、

感電して驚いて転落・・・・頭を打って救急車。

など、普通に考えられます。

 

このような危険な作業を行うわりには、危険作業手当とか出るわけではないので、

わりに合わないなって思うこともありますね。

 

まあ、ブレーカーをきちんと切る、電線に電気が来ていないことをちゃんと自分で確認は必ず行いましょう。

自分の身は自分で守る。ビルメンには必須な心構えです。