ひよっこビルメン忘備録

しがないビルメンテナンス員として働いている20代の忘備録です。ビルメンを楽な仕事だと期待して入ったら大間違い。内情を洗いざらい記事にしていきます。

ビルメンの会社ってどんなとこ…?3 〜番外編?ビルマネ・自社ビルメン編〜

設備管理、ビルメンの働き方と似ている、もしくは同一視できる形になるのが、

ビルマネ」「ビルマネジメント」「施設管理」という職業です。

 

ビルマネ」はビルの施設管理の陣頭指揮を取る立場になります。

 

 

その施設が法律によって必要とされているメンテナンスの工程を組み、

業者選定、作業依頼、予算管理を行なったり、

各所役所との連絡、報告を行なったりすることになります。デスクワーク多めのイメージですね。

ビルメンはあくまで、このビルマネの方から、

設備管理の作業を頼まれている業者という立場になるんですね。

 

このビルマネは、

基本的にその施設の総務課や、施設課がその働く立場となります。

もしくは、ビルマネジメント業務を請け負う形で、働くことになります。

陣頭指揮をとるという立場は変わりませんが。

 

「設備不具合の対応」を業務の一例として紹介します。

1.お客様からのクレームや、ビルメンからの報告により、

設備の不具合が起きていることを把握します。

2.不具合の状況を把握し、自ら修理できるものは修理(orビルメンに任せる)します。もしくは業者手配をする判断をします。

3.業者手配をしなくてはならない場合には、その設備を修理できる業者を調べ、連絡をして来館の手配をします。修理可能な時間を調べ、事前に社内の必要な部署へ声かけをします。

4.業者が来たら、修理が必要な設備を案内し、故障内容の説明を行います。

修理の工程を改めて立てなければならない場合には、その日程調整を行います。

業者から修理にかかる費用の見積もりをもらい、予算内でできるかどうか判断。費用が高額な場合には、社内での書類が必要になる場合が多いので、その書類を作成します。

5.再度業者が修理に来た場合には、その作業の立会いを行います。

6.作業が終わり、修理業者からの請求書に基づき、支払いを行います。

 

ここまでが代表的な一連の流れになります。

今まで記事にして来たビルメンの業務より、対人的だったり、デスクワークの面が強いことがわかりましたでしょうか。

 

このビルマネですが、

ビルメンと比べて立場の責任が重くなりますが、

給料はやはりビルメンと比べて高いことが多いです。

 

なので、ビルメンで色々な資格を取得し、ビルマネにステップアップする人も多くいます。

 

今他業種からの転職を考えている方、

私はいきなりビルマネになることはお勧めしません。

ひとまずビルメンになってから設備管理について覚え、ビルマネにステップアップすることも念頭に置きながら働く方が、未経験からの転職にはお勧めです。

陣頭指揮をとる立場として、設備のイロハをわからない状態で始めるのは、わからないことが多すぎるし、挫折を早める結果になると思います。

 

給料の面を見てビルマネに決める方もいいとは思いますが、

相当勉強熱心に仕事に取り組む必要がありますので、

油断せず入社を迎えましょう!